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報告６、「釘もと 邸」（6014）と「立花邸」の 境界錯誤の可能性…？のお話。
送信済み。
ＮＫ 様、今＃川です。昔の母の姿の記憶。
少し気になってきた事を報告致します。 前に送付して頂いた図面を見ていて、思い出した、あるエピソードが有ります。
それは、「釘もと 邸」が倉庫を建て直す時に、起きた事なのですが、古い倉庫の解体が始まったので、その作業の様子を見ていた母にとって 気になる事が有りました。
どうやら、敷地ギリギリに、家を建てようとしている様子を、時々、窓から見ていた母が気が付いて、工事をしている人に注意をしていた事を思い出しました。
当時、まだ母が生きていて、工事の音がすると
窓に近づき、網戸越しに その進み具合を 監視する 母の姿がありました。
「昔から、窓から見える境界が、隣の親父が 何かするたびに、いつのまにか 右側のほうに移動して、生垣の木が立花邸のほうに 張り出して生えて、巧みに境界を侵害している。」と嘆いていた事がありました。
「立花 邸」との境界に植えられていた生垣の木を伐採している現場を見て、 「あっ、こらあ、いかん！。」と 呟き、窓を勢いよく開けて、「その生垣は、境界を超えて生えた隣の土地ですよ！。」と、大声で叫んだ。
作業していた人達は いったん、手を止めて、「依頼主」を呼んで来て、何やら話をしていたが、釘もと邸のばあさんは、「恨めしかねー。」と、監視する母の鋭い目に、うんざりした声を出した。しばらくして、再び作業が始まると、「立花
邸」に枝を張り出してなっていた 渋柿の大木も、生垣の木も、一本も残らず
全て 伐採されてしまった。
何も無くなり 平地になった状態を 見終えると、母は、「ケッ！。」と 窓を強く閉めて
居間に戻ると、どこかに電話をかけた。
「もしもし、真由美ちゃん？。実は 今ね。隣の家の「釘もと 邸」の倉庫の建て直しが始まったとやけどね…。」 どうやら、立花邸の長女に、伐採された生垣の様子を 詳しく話しているようだった。
「釘もと邸の人達は、何をするか分からんけんね。一度、こちらに見にきて、監視してたほうが良かよ。」 と注意を促した。
私は、二階の部屋から、母の 慌てている様子に、ただならぬ 気配を感じていた。
母は 私に指示して、「釘もと 邸に 境界を勘違いさせないように。」と
石を並べさせて、泥除けの石列を造らせて 今に至る。
今回は ここまで。続きは次回にします。
母の誤解か、今回の測量で 全く錯誤が無ければ、この記憶の報告は
余計な情報かも知れません。まずは 参考まで。 以上。
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