口頭

　「だからね、僕はね、かなり期待してたんですよ。渡猿さんに。」「だから…。」「（モノが判る人だろう…。）と、思ってね。」「書いている通りです。」「うん、キチンと調べた上でね、うーん、やっぱり（優先順位をね、測るべきじゃないかな。）と、判断されるものと、僕は思ってましたね。」「…。」「（緊急避難をね、どうすればいいかの質問に、最低、答えなさい。）と。（それは人間としてね、うん、命令してもいいんじゃないですか？。）キチンと。」「…。」「それをまず、してから、それから、訴えなさい。と。」「…。」「優先順位が間違っているから、言っている訳ですよ。おかしくなるんですよ。すべき事をしないでね。」「…。」「書類上の事ばかりに気を取られてね。」「…。」「だから、大事な事が見えなくなるんですよ。」「…。」

　「だから、何事に対しても、いのち、生命をね、守るというのは、優先順位になるでしょう。」「判ります。あのう、危ない。というは、まあ、そういう事は書いてありますからね。」
　
　※●危険を認識している口調だ。　
　
　「だから、その辺をハッキリして貰ったらいいですよ。ちゃんと、裁判官がちゃんとね。」「そこに細かく書いてあるという事ですね。」「はい。」「伝えときますので。」
　
　※●　伝えておくと約束をしている。
　
　「はあ。」「私の方からはお答えする事は無いので。」※「ああ。」「納得されないかも知れないですけどね。」「だからね、（おかしいなあ…。）と思うのは、裁判官がね、この、訴状の却下をね、決定権を持っているという事はね、既に裁判が始まっているのと、同じでしょ。なら、受理するかどうかは、裁判官ではなくてね、その前にね、あのう、キチンと、両方の言い分を見てね、（これは、ああ、話にならん。）と、、いうね、はね返すような人が、本当はその判断が必要じゃないんですかね。」

　「だからですね。」「うん。」「訴状の内容から。」「ええ。」「あの手続がその内容が、おかしいと言う事であれば。」「うん。」「それはですね…。求めたりですね、という事で、求める事はありますけどもね、…。今の処はね、そういう事は。」「うん、だから、一方的な、ものがね、今までの、事故の、たくさんの物件、案件があると思うんですよ。」「…。」「うん、事故の件でね、保険会社がらみの弁護士がね。」「…。」「こういう訴状を、うん、何百通も、おそらく来ている訳でしょう。」「…。」「事務処理的にね、それを処理しているようじゃ、駄目なんですよね。（これはおかしいんじゃないか？。）と、大体、その、裁判所の、ど、まん前にね、ああいう保険会社が、前にドンと据えてある訳でしょ。道をはさんでね、大きなビルが建ってますよね。」「わかりません。偶然でしょう。」
　
　※●　とぼけるには即答すぎる。
　
　「うん、だから、それは偶然か何か知らないけどね、こりゃあ、そういう、（おかしいなあ…。）と思うでしょ。普通。」「ハハ。」「うん。」「…。」「そういう書類を送る為に、都合のいいね、一番近い処に、わざわざね建ててるような、気がしない事もないんですよね。」「判りませんけどね。」

　「うん。かなりね、まあー…。、これはもう、僕も驚きましたけどね、保険会社のね、（もっとマシな仕事をしている。）と思ってたら、非常にね、これは、もう何と言ったらいいかねー、損害、損害保険、保証するのが仕事なのに、その心臓部分が無いでしょ。」「…。」「ね。賠償しないね、損害保険なんていうのは、ほとんど意味が無いでしょ。」「理由が無ければ…。」「うん、だからね、社会問題として、一番、あのう、問題となっているね、処の部分ですよね。企業の、今のＣＭなんかも、そうだけどね。やたらとその、種類のたくさんね、ハハ、保険の種類を増やしてね。」「その件は私は。」「うん、だから、そういう風な状況もね、社会の、その、乱れるような原因をね、作っている訳でしょ。」「…。　私の立場でお答えするようなものではないです。」　※●　答弁拒否　

　「うーん、だけどね、うん、（こういう時に、やっぱ、考えるべきじゃないか？。）…。と思いますけどね、（何とかせんといかん）と。」「…。」「うーん。」

　「ま、一応ですね、そういう事で…。あのう…。」「…。」「ま、言いたい事は全部ね、言いましたから、はい。」「伺いましたのでね、伝えておきます。」　※●　「ハ、はい…。、じゃあ、お願いしますね。」「…。」

　「くれぐれも。」「はい。」「却下の理由をね、キチッと示してから、決めて下さいね。」「…。」「はい。」「よろしいですか…。」「はい、…いいですかね。」「はい。」「…はい。」　ガチャン

　当方は、倒壊の危険に迫られて、やむなく解体準備に入っていた。まずは重い家具類を運んで移動するために、近くに適当な広さの土地を探した。そこにまず、小さな倉庫を建てて、重い家具などを運び出して、（家のズレた継ぎ柱にかかる負担を少しでも防ぐ必要がある。）と考えて、その手順を計画していった。その時の不動産とのやりとりの会話である。

　新たな土地はオール電化の予定で、ガスは使わないので、その土地の分譲地の地面の下に既に埋めてあるガスの配管を切断して撤去して貰う事にした。その時に不動産の人と交渉した会話である。切断工事の手配をお願いしている。土地の契約も支払なども進み、売買の仮契約も本契約成立の寸前までになっていた。この行動は、突入事故の影響からくる、家の解体の必要性があって、先んじて準備している事が判る。

　この頃は、突入で柱が傾いた後、毎夜、（ブチッ、ブチッ！）という音がさかんに激しく聞こえるようになって、母は眠れなくなり、（家のバランスが崩れて、傾いていき、危険な事態になる前に、先に早く解体したほうがいい…。）と判断して、当然のごとく、いずれ賠償される事を大前提として信じて、倒壊する前に着々と先手を打って、あちこち手配をして、避難準備をしていた。不安と恐怖の中で、無責任な対応を続ける加害者側の損保や弁護士にも訴え続けていた。

　裁判所からの不当な呼び出しを受け、口頭弁論への出頭の一方的な手続進行にも対応しながら、奔走していたのである。　新しい土地にも、色々と危険な問題が出てきたが、それでも尚、その危険な事も承知で、倒壊の危険からの避難を優先して、無理やりに契約を進めようとしていた。その無謀な契約のいきさつも全て録音しているので、証明が必要になる時の為に備えて、今、時間がある限り、テープおこしをして、証拠提出用の資料として着々とまとめている。

　781-3141　　♪…　呼び出し音　♪…　「裁判所でございます。」「もしもし、えっと、裁判所ですね。」「裁判所ですが。」「えっと、第２民事部の４係、えっと猿渡さんを。」「ちょっとお待ち下さいませ。」「はい。」

　「はい、代わりました、渡猿ですが。」「あ、どうも、こんにちは、今＃と申しますけど。」「はい。」「覚えてありますか？。」「今＃允子さんの息子さんですね。」「はい、今、さっき電話あってたから、猿渡さんとは違いますか？。」「いえ、こちらからは電話は致しません。」「ああ、そうですか。」「…。私のほうからはしません。」「えっと、そうしたらね、どうなってますかね、その後の話は。」「その後の状況は変わってません。」「変わってない？、そしたら、訴状の却下は無いですかね。」「無いですね。」「そしたら、理由は何ですかね？。」「だから、訴訟要件はあると判断しています。」

　「ん？、え、この判断はどなたですかね？。」「裁判官。」「田藤さん、が判断して、訴状（訴訟要件は満ちている。）と判断されたんですね、はあ。」「そうですね、はい。」「見られたんですかね。ＨＰとかね。」「はい、当然見られました。」「そのう、具体的な、理由としては？。」「あのう、記録を見た範囲ではですね。」「はい。」「（訴状を却下する理由は無い。）という事だと思います。それは裁判官が判断しますのでね、その理由は判らないですが。」「え、理由が判らないというのは？。」「裁判官は却下しますからね。」「その、要点としては一番大事な処がありますよね。」「そうですね。」「ええ、これは予告通知、訴え提起の予告通知が無いのに。」

　「予告通知は訴訟要件ではございませんよ。」「あ、そうですか、ああ、これは。でも、あれですよね、えー、（要件が満ちてない。）という事で、あのう、却下を求めているんですよね。不適応という事で。」「はい。」「そういう風に、こちらとしてはですね、そう判断しているんですよ。」

　「はい。」「その具体的な理由をですね。」「はい。」「はい、知りたいんですけどね。」「だから、今の処はですよ。却下は出てませんのでね。」「はい。」「今の段階では、出ておりませんのでね。」「はいはい。」「進行しています。」「これは裁判官の判断が、もう既に入っているという事ですよね。」「期日指定しておりますからね。」「ええ。」「裁判を開くという事で、期日の指定をしてですね。」「ええ。」「（この法廷でですね、裁判をやります。）という事で、決まりましたので、私のほうで、私の名前で、呼出状を私の名前でしております。」

　「ああ、そうするとですよ、この裁判の前から、前の段階でね、すでに、あの、（公正な判断が無い。）という可能性もありますよね。」「それはどういう事？。」「え、だから、（訴状の却下しない理由を聞いているのに、明快な回答が無い。）というのは、おかしいですよね。」「はい。」「それをハッキリ示して貰わないと。」「はい。」「はい、公正じゃあないですね。」「最終的にかどうか判りませんけどね、はい判決、原告さんの言い分に理由がないとかね。」明確に示してないとね。」

　「まだ、１回目が開かれてないのでですね。」「ええ。」「はい。」「これはだから。」「一概にですね、これは調べてみないと判らないからですね。」「調べてみないと判らない？。」「今の処、出されているのは、裁判所では判らないですよね。」「だからね、片方のね、原告の言い分しか聞いてないからね。」「だから、被告さんの言い分も判らないですよね、あのう、書面を出してないからね。」「被告としてはですね。」「はい。」「（全く不当だ。）という事で、（却下をお願いしている。）んですよね。」「…あのう、裁判所はですね。」「はい。」「出されたもので判断している。」

　「だから、言ったでしょ。今、倒壊する危険があるから、まず、そっちのほうを、先に解決して貰わないと困ります。長引いてはね。」「はい。」「（判断した。）という事は、（壊れてもいい。）という事ですよね。（いつ、事故があっても、それは見なしている。）んですね、（責任を持つ。）と。」　

※●　大事な、責任問題を質問をしているのに、それには、全く答えずに、渡猿書記官は、話題を急にそらした。

　「次回、期日は、２1日ですね、つまり明日ですね、開かれますからね。」「え、ああ。」「開かれますのでね。」「て、事は、（責任を持たれる。）訳ですね？。」「（責任を持つ。）というのは、どういう責任を持つというのですか？、それはどういう事情で？。」「裁判が始まると、そうなるでしょ。」「どうしてですか？。」「え。」「説明して貰えますか？どういう理由で？。」「いやいや、手続とかね、忙しくなるからね、ほとんど、裁判のほうに気が取られるでしょ。」「誰が？。」「うん。」「今＃さんが？。」「え、そうですよ。」「はい。」「時間が取られないように、（直ちに却下して。）「はい。」

　「（強制的に命令してね、危険防止の回答を、させるべきだ。）と言ったでしょ。」「はい。」「それをなぜ、何故しないのかね？。」「裁判官がその判断を、してないんで、それで解決するという事で。」「それでいいんでしょうかね？。」「今＃さんはそれでいいんですかね？。」「いやいや、こちらが聞いているんですよね。」「はい？。」「（それでいい。）と判断されているんですね？。」「裁判官は、そうでしょうね、それで判断されているんでしょうね。」「はあはあ。」「…。」「ええ、その結果、不利な状況になる可能性がありますよね。」「判りません。」「判断がね、（何で、公正な立場で見直してくれなかったのか？。）という事が、ちょっと疑問なんですよね。」「そうですね。」「その判断がね。」「それは今＃さんの意見として、それは伝えておきます。」

　「そしたらですよ。明日はどなたが出頭されるんですかね。」「それは判りません。多分、（田熊弁護士がまだ、担当だ。）と聞いておりますので、はい、田熊弁護士が来られると思いますけども。」「あと２人は？。」「あとの２人は来られるかどうか、通常は来られないと思うんですけどね。」

　「通常というのは？。」「あの、たくさん弁護士が聞かれる事もありますからね、弁明で、たくさん、だから、みなさんが全員が来られるという訳ではないんですよ。」「ほう、そしたらですよ、他の方は？。」「はい。」「あとの方は？あとは。」「本釘さん。」

　「はい、原告の本釘さん。」「本釘春喜さん１人だけです。」「春喜さんだけ？。」「原告はですね、原告さんは本釘さんがいらっしゃるかどうかは、裁判所は判りません。」「判らないんですか？。」「代理に弁護士を立ててある場合にはですね。」「ええ。」「あのう、ご本人さんがですね、来られる場合もありますけど、必要に応じてですよ。一般的には代理を立ててある場合は、弁護士さんのほうだけがお見えになる場合が多い。…は判りかねます。」「あと、本人、あの、奥さんは？。」「はい。」「来られるんですか？。」「判りません。奥さんは？。」「判らない。」「当事者じゃないからですね。」「ああ。」

　「そしたら…。、あとは、あのう、調査士の鳴神さん、とかですね。」「ああ、あのう、今ですね、呼出状を、ああ。」「ええ。」「この期日を連絡しているのはですね。」「はい。」「原告と被告と、今の処、ご本人さんだけですね。」「はい。」「だから、（いずれですね、保険会社の調査員とかだとかね、色んな話を聞かないといかない。）という事になればですね。」「ええ。」「そういったかたにも呼出をかけて、証人として来て頂くとかですね、うーん、そういう事があるかも知れませんけどね、明日の段階では、ええ、来て貰わないといけないですが、今の所は、呼出をかけておりませんのでね。」「呼出をかけてない？。」「かけてません。今の処は。」

　「はあ、そしたら、こちらも、来なくていい訳ですね。」「あしたは（答弁書を出されてあるから。）ですね、必ずしもいらっしゃらなくても構いません。明日はですね。」「来なかった事で不利になる事はないですか？。」「明日の場合は、特には、ありません。明日は（答弁書を出されてますから）、明日いらっしゃらないと、期日的には開かないといけないんですけどね、これから先ね。」「だからね、これは当然、呼出したほうが、あのう、裁判をね、始めたほうは、本当はね、出頭するのが普通だと思うんですけどね。」「…。だから、そこは、もう、代理を立ててるんです。」

　「だからね、今までの状態と変わらないんですよ。弁護士がね、話がよく判らないでね、入ってきてね。」「…。」「ええ、かき回している状態だから、（本人が出て来ないとね、話に食い違いが起きる。）と言ったでしょ。」「ああ、その、春喜さんですね。」「はい、その加害者とね。」「はい。」「弁護士との間に、相当な話の食い違い、が起きているからね。」「はい。」「いつまでも変わりませんよね。」「…。中々、中々進まないという事ですね。」「はい、だからね。」「はい。」「当日、口頭弁論でね。」「はい。」「出頭するなら、全員、関係者全員、出頭して貰ったほうがいいですね。」

　「まあ、（そういう希望をお持ちである。）という事ですね。」「だからね、明日ね、（来ない。）という事だから。」「多分、いらしゃらないと思います。」「そうなら、そういう事ではね、行った意味が無いからね。」「はい。」「うーん、せっかく、こちら用意しているんですよ。行く準備をしているんですよ。」「明日、どうなされますかね、いらっしゃいます？。」「行ってもいいけど、（全員来られる。）というね、そういう確証がないと、意味が無いんですよ。」「裁判所としては、明日いらっしゃるかどうか確証が無いんですね。」「いや、だから、その点がね。」「たとえば。」

　「お願いしてるんですけどね。」「たとえばね、来られない方もいらっしゃいますからね。」「だからね、呼出した以上はね、呼出したほうが、まず来ないとね、あのう、失礼に当たるでしょ。普通だったらね。」「ご本人さん…。」「普通の交渉では、そうですよ。」「うん、まあ、裁判…。」「大変なね、こちらも忙しいんだからね。」「はいはい。」「ちゃんと、時間を作って来るんだからね。」「はい。」「（呼び出しているんだったら、みんな来なさい。）という事ですよ。」「少なくても、春喜さんは、という事でしょ。」「そうです。」「はい。」「そうです、はい、まあ、それは最低の礼儀でしょうね。」「まあ、それは、今＃さんがそう、言われるのは、判らないでもないですが。」　　※●　正論を聞いて渡猿書記官は少なからず動揺しているようだ。

口頭